(台風前の怪しい雲が出ている8月末です)
こんにちは、国分農園の野田です。
大雨が降ったり、台風が通過したりでようやく酷暑も治まってきそうな晩夏になってきましたね。
夏の盛りで生長する、嬉しいものと困ったものが合わせて2つあります。
嬉しいものが「生産樹木の生長」
困ったものが「無限に湧いてくる雑草の生長」
です。
特に今年植えたばかりの苗木などは、高さが1m未満のものが大半で、少し目を離すだけでつる草にすっぽりと覆われてしまい、
生長を阻害されてしまいます。
雑草を駆除するために定期的に除草剤を撒いてはいるのですが、それでもあっという間に新たな雑草が伸びてきてしまいます。
こんな状態が例ですね。
ここまで雑草の背丈が伸びてしまうと、一旦刈払機で刈ってしまわないといけません。
ですので、夏の時期には除草剤散布と刈払いはワンセットでおこなうことが多いです。
上の雑草だらけになった畑を刈払いした状態がこれです。
苗木を切らないように慎重にチップソーで雑草を刈り、時には手で除草したりもします。
写真左に写っているジューンベリーぐらいのサイズになれば地面が日陰になり雑草はほとんど生えてこなくなるのですが、小さな苗木にとっては雑草の陰になり負けてしまうことが心配です。
上記が「無限に湧いてくる雑草の生長」対策です。
つぎに、嬉しい方の作業です。
さきほどの写真にも写っていましたが、こちらもジューンベリーです。
これらは苗木の時点から5本ほどでまとめて、株立ちになるように植えているものです。
個体差があるので大小さまざまなのですが、育っているものは人の背丈ほどになっています。
そのままにしておくとジューンベリーはいろんな方向に自由に生長していってしまいますので、支柱を立てて真っすぐ伸びるようにしてあげます。
支柱を立て、上部に連結用のハウスバンドを張り、幹と支柱を結束して株立ちの形を整えます。
樹種によってはそのままでもまっすぐ伸びるものもあるのですが、樹形を整えるためにこの様な作業が必要な場合もあります。
これが「生産樹木の生長」のための作業です。
この時期は35度越えの日がつづきますので、暑さ対策の苦労がありますが、梅雨の時期のように大量の蚊が湧いてくることがありませんので、ある意味作業はしやすいですね。
雑草を取り、支柱を立て、植木の生長を促進させる、日々の小さな努力が集まってはじめて、皆さまのお庭に素敵な樹形の植木を届けることができます。
(秋の始まりですかね?腕にトンボがとまっていました)
小さな努力をこれからも怠らぬように仕事に励みたいと思った一日でした。
国分農園 野田 義紀
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