こんにちは、国分農園の野田です。
ついこないだまで暑い暑いと汗を流していたのに、気が付いたら冬の足音が聞こえる季節になってきましたね。
そんな肌寒くなりはじめの時期に、木々の多くは種を作ります。
弊社は植木生産農家でありますので、毎年種から植木を生産しております。
今年も植木畑で、たくさんの種を採種してきましたので、ご紹介しますね。
色も形も様々な植木の種
まずはこちら、ホンコンヤマボウシの果実です。
直径2㎝程の実を割ると…
黄色い果肉の中から丸い種が出てきました。
このように、存在感がある姿で生っていますので、すぐに発見できます。
我が家の子供たちにこの実を見せたところ、ポケモンで出てくるモンスターボールじゃん!とはしゃいでいました。
たしかに、ゲームに出てくるアイテムっぽい見た目ですね。
こちらはアカシデの果穂です。
採種をおこなったアカシデの木は、果穂が3~4mの高さの枝に多くあり、10尺(およそ3m)の
脚立に登って、手をいっぱいに伸ばして収穫を行うので、高所が苦手なひとには勇気のいる作業になりますね。
アカシデよりももっさり連なっているのがクマシデの果穂です。
こちらはアカシデと比べて低い枝に山盛り連なっていたので採種は簡単でした。
これらのシデは、神社の注連縄に垂らす白い紙から来ている名前だそうです。
昔の人はこの果穂を見て、神聖なものだと感じていたと思うと、面白い名づけだなと感じます。
果穂を1枚1枚ばらしていくと、付け根の部分に黒い小さな種がついています。
地道に分解して種を集めます。
こちらはアロニアの実です。
抗酸化作用を持ち、目の老化防止に効果があるアントシアニンを含んでおり、サプリメントの元としてよく使われるものです。
この実、食べられるは食べられるのですが…ものすごく渋いです。
(私は実食してみて、とんでもないゆがんだ顔になりました)
果肉の中にある小さな粒上のものが種です。
上記のように非常に苦いので、こういった実を主食としている鳥類もなかなか手を出しません。
ですので採種にいくとものすごい数の実が、葉の落ちた枝に連なっています。
まだまだご紹介したい種はたくさんありますので、次回をお待ちください。
国分農園 野田 義紀
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