こんにちは、国分農園の野田です。
気温の上昇に伴い、あっという間に植木畑が緑一色になってきました。
その緑には、雑草という厄介者も多分に含まれているので、除草が大変な時期になったとも言えるんですが…
今回は植木の種類を覚えるために、花を観察した話をお伝えします。
芽出しの時期の花や葉を見ると判別がつきやすい
まずは2種類の写真をご覧ください。
これらは同じ畑なのですが、冬と夏とでは全く別の姿になっています。
冬季は常緑樹でない限り、葉が落ちて幹と枝だけになりますので、慣れないとなかなか判別が難しいです。
植物大好きな同僚が、幹肌を見ればわかる!と言っていたので必死に幹とにらめっこしていたのですが、なかなか瞬間判断が難しい状態でした。
それに比べて夏季は、差異が少なめな幹と違い、様々な色形の葉が茂っていますので、判別がしやすい状態です。
その中でも最も分かりやすいのが「花」です。
芽出しの時期の花を観察する
3月~4月の春先に見られた花をいくつかご覧ください。
小さな玉状の花がかわいく咲く、アロニアです。
冬場になるとアントシアニンを多く含んだ黒い球状の実がたくさんなり、これには強烈な渋みがあります。
こういった実が大好物な鳥も、冬の最後まで食べるのを渋るほどですが、加工されると健康食品として人気があります。
時期的にはちょっと早咲きですが、定番の梅も姿を見せてくれるようになります。
つぼみがある段階で枝だけを購入にこられる業者さんもいましたので、切枝需要があるようです。
紅葉の美しい葉ばかりに目がいきがちなイロハモミジですが、春の時期にはひっそりと花を咲かせます。
私もこの仕事に就くまではモミジの花など想像したことがなかったので、春先にこれを見つけた時には驚きました。
この目立たない花ですが、季節が進むと形状が特徴的なプロペラ状の種となります。
歌で有名なハナミズキもこの時期の主役ですね。
赤花、白花ともに木自体がその色に染まったんじゃないかってぐらいに開花しますので、春が来たなって実感しやすい樹種だと感じます。
(曇天の写真で申し訳ありません)
その他、多数の樹種があり、紹介を始めるときりがないので、今回はここまでにしますね。
覚えやすいものから記憶して学びたい
なかなか冬の幹肌だけ睨みつけていても、樹種は頭に入ってきませんでした。
なので、特徴がわかりやすい、花→葉→幹と順番に関連付けて覚えていくのがいいのかな、と日々現場や畑に出向いていく際に思いました。
元々植木が好きな方はこんなことしなくても頭に入ると思いますが、ゼロから知識を得ていくのでもしっかり仕事になりますので、未経験の方でも少しづつ学んで働いていけばいいと感じます。
気持ちのいい季節です。
適度に体を動かしながら樹木に触れたい方、お待ちしております。
国分農園 野田 義紀
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