こんにちは、国分農園の野田です。
陽気に誘われて、今年もマルバノキのかわいいハート型の葉が出てきましたね。
春先のこの時期は、冬を超えた苗木の畑間の移動の時期であります。
もう3月になってしまいましたが、2月に行われた社内勉強会についてご紹介いたします。
今回の目的は「畑を耕すための機械の取り扱い方」です。
複数の機械と人の手で苗木のための畝を作る
苗木を植え付けられる状態の畑を作るためには、複数の手順で作業をしなければなりません。
1・会社から作業機械を運搬する。
2・(天地返し)バックホーを使って畑の土を掘り返し、表土と下の土を入れ替える。
3・レーキを使って人力で整地する。
4・トラクターを使い土を均す。
5・小型の耕運機で畝立てを行う。
ざっくり分けるとこんな感じの流れで作業をしていきます。
1・作業機械をトラックに載せる
上の写真はトラクターを1tトラックに載せているところです。
アルミ製のブリッジを荷台に架けて登っていきます。
写真で見るだけでは傾斜がゆるく見えますが、自分で運転してみると見た目以上に坂を登っている感があり、個人的には結構怖かったです。
下りはバックで降りていくので、まっすぐ視界が取れない分よけいに怖かった覚えがあります。
こういった小さなトラクターは軽トラに押して載せます。
小さめの機械は荷台からの落下防止のためにロープで固定して移動させます。
これらの機械を使う際、作業前には必ずエンジンオイルの量やレバーが正確に動くか、燃料の補充といった作業前チェックを行います。
レバーを切り替えて作動させるので、誤作動で暴走してよその畑や公道に飛び出していったらシャレにならない事故につながりかねませんので、慣れれば慣れるほど、こういった作業前確認は間違いなく行いたいと思いますね。
2・天地返しを行う
(バックホーを操作してひたすら地面を掘り返す作業をします)
天地返しって単語は何か仰々しい感じがしますが、畑の表層土と下層土を入れ替える作業の事をいいます。
これは表層部に残っている雑草や根っこ、害虫などをひっくり返し深い部分の土を地上部に持ってくる意味があります。
今回の勉強会ではバックホーでの作業はやらなかったのですが、実際の畑ではこれを使うのが畑作りの最初の作業になります。
私はまだ実際にやったことがないのですが、同僚の感想を聞くと、
「穴が一定の深さやサイズにならず、地面がボコボコになる…難しい」
と、言っておりました。
社長や先輩の作業を見ていると、すいすい掘っていくので簡単そうに見えたのですが、おそらく自分で操作をしたら大変なことになりそうですね。
今回のご紹介はここまでです。
次回は微細な作業で畝を作っていくところをご紹介します。
国分農園 野田 義紀
【電話】 0587-36-1441
【受付時間】 8:00~17:00
【メール】 こちらのフォームよりどうぞ(24時間受付)≫
【対応エリア】 尾張・名古屋市・岐阜周辺にご対応