こんにちは、国分農園の野田です。
会社の近所では白木蓮の花が咲き乱れており、春だなあと感じる気候になってきましたね。
花粉が飛びまくっているので、マスクが手放せないのが困ったところですが。
日本庭園などでよく見かける、砂利に幾何学模様を描く「砂紋」を実際に描いてきましたので、ご紹介します。
模様を描く事で格調高い庭になる
今回施工させていただいたこの場所は、坪庭サイズの敷地でした。
まずはここに植木、下草、石、灯篭などを設置していきます。
一気に工程が飛んでしまいましたが、植木側から中央へ向けて傾斜ができるように山砂を均していきます。
庭の中央に砂利敷きで水を表現する砂紋を作りたいので、植木のある端の部分は砂を高くして山とします。
山にした植木周りの砂には杉苔を植えていきます。
杉苔が植え終わったら、中央部分に白川砂利を敷いていきます。
植栽をした段階では、ただの庭だなあってぐらいの印象だったのですが、杉苔が入り、白川砂利を敷くにしたがって、徐々にこの空間がきりっとした美しい空間になっていくのを感じました。
そしてここからが今回のクライマックスです。
写真手前に謎の木片が写っていますね。
これ、砂紋を描くために、現地で木材を切り出して作った道具なんです。
これを使って砂利の上を描きたい模様になぞっていきます。
こんな感じで、見事な波紋が描けました!
ただ実は、最初作った木製歯は、上記のものの半分の歯の長さだったんですね。
それだとぼんやりした波紋しか現れず、葉の長さを2倍にしたものを作り直して、うまくいきました。
なんというか、いいですよね。
この静寂の中にある美、というのでしょうか。
造園業務に幾何学的な美しさが生まれた瞬間を体験できる、大変興味深い瞬間でした。
国分農園 野田 義紀
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