二年目社員の報告 大規模な現場での植栽について

こんにちは、国分農園の野田です。

年末に続き、今週も大雪が降るそうで、仕事に支障が出ないかハラハラしております。

寒くても天気が安定していれば現場や畑作業はしやすくていいんですが、こればかりはどうしようもないですね。

 

さて、弊社では植木生産と現場での植栽工事の両方を行っております。

植栽工事では個人のお客さまのお庭にお邪魔する事が多いのですが、時には大規模植栽の現場に出かけることもあります。

 

大量の注文に驚く

個人宅であれば、持っていく植木の量は多くても10本程です。

これくらいの量であれば、2tのクレーン車や普通車トラックに施工道具と共に載せられます。

ただ、資材屋やモデルハウスの展示場、昨秋施工に伺ったキャンプ場などは広さが桁違いなので、植木の量も変わってきます。

3tトラックに目いっぱい何十本の木を積んで、別車両で土や砂、芝などを運搬することもあります。

 

これは年末から年始にかけて施工させていただいた展示場の現場です。

 

サルスベリやモミジなどの大小様々な木を植えてあります。

 

八ツ掛け支柱を立て、移植先で安定して根付くための固定をすることもあります。

 

木の足元や石の間にある草は、地面を装飾するグランドカバープランツと言われる下草です。

 

よーーーーく見ていただくと、ディコンドラという、地面を這って伸びるグランドカバーが多数植えられています。

 

グランドカバーはひとつひとつ、数百という数を丁寧に植えこんでいきます。

 

植栽を行う際は、大きいものでいえばバックホーなどの重機から、スコップ、小さいもので言えば小さな移植ゴテまで、場所と状況に合わせて様々な道具を使って作業をしていきます。

 

一体感のある巨大な「庭」が出来上がる

今回のような現場は完成までに半月から1か月ほどの時間がかかることがあります。

植木や下草、道具、杭や土などの素材と揃えるものがたくさんありますし、設計図を確認しながら的確に作業順を考えなければなりません。

大変な仕事ですが、まっさらで広大な予定地を見た瞬間から完成までの変化を観察していくのはおもしろいものです。

 

なにより弊社で大切に育てた植木が、いろいろな場所で根付いて、多くの方の目に触れ喜んでいただけることが嬉しいと感じます。

後日、そういった場所通った際に、「無事に育ってるなあ」と、卒業生を見送った気分になるのはいいですね。

 

本年も大小さまざまな現場にお邪魔して、事故の無いように作業させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

国分農園  野田 義紀

 

 

 

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