こんにちは、国分農園の野田です。
毎年、暑い暑いと言いながら過ごしていますが、本当に今年の6月の暑さは異常ですね。
私の自家用車に外気温度計がついているので確認したところ、初めて40度という表示を見てびっくりしました。
急な猛暑日の到来により、会社周りの圃場が急速に乾いてきてしまいましたので、急いで散水チューブの設置に取り掛かりました。
昨年一度経験したのですが、考えることがたくさんありましたので、ご紹介したいと思います。
設置日を数日遅らせるだけで木は傷んで枯れてしまう
例年、散水チューブを設置するのは梅雨が明けてからなのですが、先述のように今年は一気に猛暑がきました。
こうなると1秒でも早く水やりをしないと、乾燥に弱い樹種は急速に枯れてしまいます。
ですので、急ぎ作業をすることになりました。
弊社の事務所前と県道を挟んだ畑には、即出荷できるように数多くの樹種が植えられていますが、なかには暑さや乾燥に弱いものあります。
上記写真のように昨年の作業内容を思い出し、チューブを昨年通り設置したですが、これではよくないと社長から言われました。
毎年同じ位置に設置するのではなく、乾燥に弱い樹種を覚えて、それを狙って設置しなければいけなかったんですね。
マルバノキ、コハウチワカエデ、シラキなど、10種類ほどが該当するものでした。
それを踏まえたうえで、再度設置です。
パズルのように効率よく散水できるルートを考える
そこで行ったのが、畑を区割りしてチューブの設置位置や距離を設計図として書き、まずは最適な位置を考えました。
具体的な「最適」の条件として…
●チューブから左右2m程水が飛ぶので、チューブ間の距離を近すぎず遠すぎず最適な位置に設置する
●必要樹種にまんべんなく届くよう配置を考える
●他作業の邪魔にならないように、極力樹列のなかに設置する
…などです。
パイプを用意し、
散水チューブを設計図通りの長さに切り、
接続部品を組み立てていき、
設置後には実際に水を出して散布範囲が十分かを確かめます。
このように設置しては社長に確認してもらい、改善点を教えてもらい、トライ&エラーで1日かけて作業を終えました。
最初から答えを教えていただければあっという間に終わる作業だとは思いますが、自らの判断で最適解を探りながら一日を過ごさせていただけたのは、業務の経験値として非常に大きなものでした。
これから自己判断で作業しなければいけない場面が増えていくことを思うと、自ら最適解を発見できた経験は必ず役に立つと思います。
こういった作業は様々ありますので、ものの仕組みを考えて。組み立てていくことが好きな方には向いている仕事だと思います。
夏の暑さに負けず、元気に作業できる方をお待ちしております。
(私は暑さに弱い人間でしたが、この仕事で大変強くなりました!)
国分農園 野田 義紀
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