(ロープワーク習得のためには、とにかく反復練習です!)
こんにちは、国分農園の野田です。
葉が茂り花が咲く、木々の成長が著しい季節になってきましたね。
木漏れ日の中で作業を行うのは気持ちがいいものです。
今回は先日行われた、5月の社内勉強会についてお伝えします。
結びひとつで、安全の度合いが大きく変わってくる
植木生産業では、ロープを常に使います。
トラックへの荷物固定、枝のまとめ、クレーンでのつり上げ補助、動力噴霧器などの機械の固定など。機会は様々です。
ロープの種類もいくつかあり、麻紐、ナイロンロープ、シュロ縄、ハウスバンドなどがあり、機会に応じて使い分けていくのですが、
仕様頻度が高いのは植木に使う麻縄と、荷台固定全般に使用するナイロンロープの2種類ですね。
5月の勉強会では主にこの麻縄とナイロンロープを使う結び方を学びました。
トラックの荷台に植木や切り枝等をシンプルに押さえて運ぶ際は上のように結びます。
荷台上で脱落したら危険な機械類や巨大な木を固定する場合は、万力結びと呼ばれる方法を行います。
この結びは、ただ自分の力で結ぶときと比べ2倍の力でものを固定できる利点があり、使用頻度の高い結び方です。
固定する結びも様々ありますので、自己判断で使い分けをしていかなければなりません。
根鉢などは長時間移動の際、荷台でガタガタ動いて崩れてしまっては植付けできない状態になってしまいますので、
いかに安定させるかが重要となってきます。
麻縄で支柱を固定する結びも学びました。
講師を務められた社長いわく、使用するロープは最短距離で結束し、余計な結びを増やしたりしないことが肝心だそうです。
初心者は必死に固定しようとしてぐるぐる巻きつけたり、何重にも結びを作って、良かれと思ってしたことが裏目に出るそう。
ロープは短ければ短いほど固定する力が伝わるので、余計なことはしないのが重要だそうです。
一通り手本を見せていただいたところで、実際に自分でロープワークの反復練習をしたのですが、いかに無駄な手順をおこなっていたのだと
よくわかりました。
そして現場で素早く結びを行うためには反復練習をして、何も考えなくても素早くできるまで身につけなければいけないな、と実感しました。
毎月様々なテーマで学ぶことが出来る勉強会、非常に楽しみであります。
参考までに・使用するロープの種類
麻紐は根鉢の作成、ブルーシートや杭などをの道具のまとめ、幹や枝などの結束など無数の場面で使用します。
ナイロンロープは主にトラックの荷台での固定に使用します。
シュロ縄は杭を使って木を固定する際に使用します。
ハウスバンドは畑の苗木を垂直に固定するための支柱立てに使用します。
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