新入社員の記録 苗木の植付けを行う

(コマユミ、マルバノキ、イヌシデなどいくつもの苗木が育っています)

こんにちは、国分農園の野田です。

連日の暑さで、春はどこへ行ってしまったんだ?と、思える日々が続いていますね。

汗をかく季節は、木々が大きく育つ日でもあります。

先日、そんな木々の成長の元となる苗木を、畑へ植付ける作業を行いました。

 

莫大な量の苗木を次々と植えていく

 

まずは植える予定の苗木を取りに行きます。

上の写真のように、生産担当の社員が丹精込めて育ててくれた苗木が何十種類と仮植用の畑に植えられています。

だいたい10本から20本にまとめてありますので、この束を何セットかトラックに積むのですが…

苗木は根の土を丁寧に落とした上で、移植先の畑に持っていくんですね。

なので、このままトラックに積んでしまうとあっという間に根が乾いて発育不良、枯れの原因となってしまします。

重要なのは根の水分を失わせないこと!

ですので…

赤ちゃんのように毛布でくるみ、さらに毛布自体を十分に濡らして、根の水分保持環境を作ります。

移植先の畑はあらかじめバックホーで天地返しをし、トラクターで耕し、畝立てをしています。

この畝に、スコップで穴を開けて植えていくのですが、穴間の距離が重要となってきます。

 

例えば、エゴノキであれば穴の間を75cmとし、株立ちとなるよう5本の木をまとめて植えます。

ブルーベリーなどは一つの畝に2列、単木で60cmで植えていきます。

 

樹種により単木か株立ちで製品化するか、またその畑でどこまでの大きさに育てるかによって穴間の距離が変わってくるのですね。

根が乾かないようにこまめに毛布から少量の苗木を出しながら植えていきます。

株立ちは木の向きや植え位置の密度が、のちの製品化の際に趣のある形状になるか、この植え方ひとつで大きく変化していきますので、慎重にバランスを取って立てていきます。

この作業を樹種ひとつにつき、多ければ300株ほど繰り返していきます。

 

このような作業で4か所の畑に、20種ほどの樹種を何千本と植えました。

落葉樹が大半でしたので、植えた瞬間は葉のないただの幹でしたが、これからの季節、葉が茂り、背が伸びていく様を見られるのが大変楽しみであります。

 

苗木から製品化まで観察できる職場環境のありがたさ

 

弊社は元々植木生産から始まった会社であります。

イチから生産に携わることができるおかげで、根の張り具合や枝の伸び方、葉や花がいつ、どのように付くのかを身近に観察することができます。

成長後の植木の姿を理解していると、お客さまの庭に植樹に伺った際にどの位置に何を植えれば、美しく快適な生活ができる庭になるかを想像し施工することができるようになります。

 

なんだか偉そうな事を書きましたが、私はまだまだ勉強中の身で、必死にそれらを覚えているところです。

この恵まれた環境に感謝しつつ、今後も多くの事を吸収していきたいと思います。

 

生産のみ、造園のみ、だけでは学べない、両方の知識や技術が学べるのが弊社の素晴らしい環境です。

新緑の映える季節、体を動かして働くのもいいものですよ。

就職、転職をお考えの方は、ぜひご連絡くださいね。

 

国分農園  野田 義紀

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