こんにちは、国分農園の野田です。
過去、弊社の畑で野菜を育てていた場所があったのですが
きれいに耕し、新たに植木の苗木をたくさん植えました。
(耕した直後は大変きれいな畑でしたが…)
これが春先の2月頃の様子です。
月日は過ぎ、異常に暑い春を超えて、現在の状態がこれです。
草、ボーボーです。
植え付けた苗木がどこにあるんだ?というぐらい雑草が生き生きと伸びています。
春から初夏にかけてすさまじい量の雑草が生える
この状態はまだ苗木の位置がわかりますね。
スギナに囲まれてヤマボウシが植えられています。
こちらはひどい状態ですよね。
雑草の写真?と思われてもしょうがない様子になっております。
正解は、シマトネリコが隠れていました。
…どこに植木があるでしょうかクイズをして笑っている場合ではありません。
雑草に囲まれていると日光が遮られ成長するためのスペースが少なくなりますし、土中の養分を持っていかれてしまいます。
ですので、この時期の重要な作業として雑草対策のために除草剤を散布することになります。
軽トラックで畑間をぐるぐる回りながら散布作業を行う
畑に向かう道のなかには道幅が狭く、未舗装道を走らなければいけない場所がいくつもあります。
なので、ここで活躍するのが小回り抜群の軽トラックです。
荷台に薬剤タンク、動噴本体、ホースを載せて、おおよそ20か所前後の畑を回ります。
薬剤の量にも限りがありますので、回っていく畑の優先順位を考えなければならず、まずは直近で苗木を植えた場所。
写真は過去のものですが、こういったところです。
それらが終わったら製品化されいつでも出荷できる木がある畑を回っていきます。
そのあとに薬剤の余裕がある場合に大きな木が植わっている、普段あまり行かない畑に散布を行います。
このような噴霧口を使い、苗木をよけながら丁寧に雑草に薬剤をかけていきます。
今回は除草剤なので足元への散布となり、よほど自分にかかることはないのですが、木のてっぺんまで散布しなければならない殺虫剤の場合は風向きによって自分にかかってきてしまうこともあるので、注意が必要になります。
非常に地味な作業なのですが、除草剤散布をするか、しないかによって苗木の成長は大きく変わってきますので、毎年欠かすことができない業務になりますね。
お客さまの庭で弊社の木々が輝くためには、こういった地道な作業の積み重ねが重要だな、と思えた初夏の記録でした。
国分農園 野田 義紀
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