こんにちは、国分農園の野田です。
これまで1年ほどこのブログを担当させていただいて、弊社の業務内容が大きく分けて「植木生産」と「庭造り」であるのに、内容が生産業務ばかりだなと思いました。
ですので現場の仕事についてもご紹介していきたいと思いますので、一日の流れについて、ぜひご覧ください。
現場仕事のスタートは道具と植木を揃えるところから
植栽現場に向かうにはまず「植木類」と「植栽道具」を揃えなければなりません。
植木に関しては、お客さまや元受け業者さまからのご注文がありますので、それに従って揃えていきます。
弊社の植木畑にある樹種は前日までに掘り取りをしたり、小さな下草などはビニルハウスからポット植えのものを持ってきたりします。
芝をまとめたものを多数載せることもありますね。
道具に関しては、余分な荷を持ちすぎないように、現場に必要なものだけを倉庫から用意します。
例として…剣スコップ、根切りバール、杭打ちハンマー、バケツ、散水ホース、テミ、ブルーシート、ほうき、コンクリートハンマー
延長コード、道具箱、幹巻き用の杉皮とシュロ縄、杭…などなど現場によっては山砂や川砂、割栗石などを持っていく場合もあります。
なに一つとっても忘れたら仕事になりませんので、入社したての頃は道具チェックシートにレ点を入れながら確認していました。
現場によって使用する車も変わる
植栽内容によっては4mを超える巨木を搬入する場合もあります。
そのサイズの植木だと根鉢のサイズが大きく、人の手では持ち運べない重量になりますので、上記のように3t車のクレーンを使用することになります。
また、植栽や造園の規模により、軽トラック<普通トラック<中型トラックと、積載量の多い車両を使用することになりますので、道具と植木や砂類の量から当日必要な車両(必要によっては2台、3台と使用する日もあります)を決めていかなければなりません。
移動式クレーン付きトラックなどは積載量が3tですので、中型免許が必要になります。
私の時代は普通自動車1種免許を取得すれば自動的に8tまで乗れるようになっていたのですが、最近の道交法の改正により免許取得の時期によっては積載量2t未満の免許しか持っていない従業員もいますので、担当者の選定が必要な場面が出てきます。
(場合によっては限定解除を社員にしてもらわなければいけません)
また、荷物の積み込み方も重要で、植木の枝や幹、葉が痛まないように積んだり、下草類が折れないように注意したり、走行中に積載物が落下しないように、かつ荷台に対して効率的に荷が配置できるように考えながら積まなければなりません。
社長や先輩社員がヒョイヒョイと荷積みしていたので簡単でしょこんなこと?と思っていたのですが、実際自分一人でやってみると、荷の位置のバランスや積み重ねの順番によって現場到着時の荷出しのしやすさが全然変わりましたので、数をこなさなければわからないことがたくさんありました。
植栽現場で何から使うのか?を理解していないとわからない部分でもありますね。
(先日のロープワークの勉強会でも荷の固定について学びました)
地味ですがこれらの準備をしっかりこなして、初めて安心して現場へと出発することが出来ます。
(植栽現場での仕事②へとつづきます)
国分農園 野田 義紀
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