(ハウス内にずらりと木の元が並んでいます)
こんにちは、国分農園の野田です。
よくバレンタインチョコのネタで、手作りチョコのためにカカオの樹から作るわ!
ってのがありますが、それだとチョコができるまでに10年以上かかってしまいます(笑)。
今回カカオの樹ではないのですが、私が新しく行う業務として既存樹木から枝を採取して、挿し木から樹を増やす業務を行いました。
切り分けられた10cmの枝から根が発生する不思議
弊社の植木畑には数多くの樹木が植えられていますが、今回は以下の樹種の挿し木を行いました。
●コバノガマズミ
●ミヤマガマズミ
●オトコヨウゾメ
●ブルーベリー2品種 (ホームベル、フェスティバル)
●スノーボール
●アメリカリョウブ
手順は意外と簡単です! (ただし、必要な枝を見分ける知識が必要)
まずは枝の採取です。
簡単です、などと偉そうに書きましたが私にはまだ100%正解の枝を選択できませんので
社長のアドバイスを頂きながら採取しました。
徒長枝と呼ばれる、伸びて1年ほどの勢いのある枝を選んで切り取り持ち帰ります。
枝の元となる潜伏芽が含まれている部分をおよそ10cm毎に切り分けていきます。
この際、花芽は挿し木として不要となりますので、切除します。
細い枝も取り除きます。
切り分けた枝は切断面が乾かないように水に浸しておきます。
この際、天地を逆にしないよう注意します。
挿し木の土台となるよう、トレーに培養土を敷き詰めていきます。
そこに水をかけて、
枝を均等な距離で挿していきます。
このようにびっしりと挿しこんだら、もう一度水をかけて完成です。
完成したトレーは、弊社の植木畑奥にあるビニールハウスに持っていき、ハウス内で水を与えられながら、枝改め、新規幼木としてゆっくりと育っていきます。
適正に切り分け育てれば増えていく木々
私は植木生産に関わったばかりなので、枝から樹になるということが不思議でなりませんし、すごいことだなと感心しきりでした。
ポケットをたたくとビスケットが2つ、じゃないですけど植物の成長する力は驚きですね。
これから先、ハウスに行く度に、自分で挿した枝が変化していく様を見られるのが楽しみでなりません!
弊社への転職をお考えの方、こういった興味深く楽しい仕事もありますよ!
野田 義紀
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